Lyric

彼等はどうして噓とかついちゃうの?

嘘をつくと信頼無くなるのに…。

信頼よりも大切な物があるという事なの?、彼等には…。

智枝は今度の学芸会でオリジナル歌いたいらしくて

「自分じゃ作れないから」と言って、他人に作らせて更になんと!?

著作権、収益、全部自分の物にしようと企んでて、

本名を名乗ろうとしたら毒父が

「偽名使え、鮫妻じゃ警戒されて弾かれる!」と入れ知恵した

「そうだ智加、お前も誘ってやるぞ!」と言われ、嬉しがる僕を見て

「何浮かれてんだよ、おめーはあだしの引き立て役に決まってんだろ!」

それを聞いた瞬間に僕は表情、心、曇って行き

そんな顔で智枝を見た瞬間、智枝もみるみる怒り出して

私に暴言吐き出すと、横から毒父やって来て

凄い形相で智枝と一緒に暴力振るって来たんだよ

私はひたすら謝って耐えるしか無くて、毒母は見ているだけ…。

こんな状況でも僕はふと想った

彼等はどうして噓とかついちゃうの?

嘘をつくと信頼無くなるのに…。

「尤も私は貴方達への信頼残高とっくに0だ!

そりゃそうだ、こんな事しょっちゅうしたら誰だって嫌いになるよ」

と言いたいのを僕はグッと堪えて、押し付けられた洗い物をやってる

僕はここでは笑い者になってる…。

当日、桂に蒼絵達が挨拶し、そのすぐ後に何故か国太来て、

娘の智枝を紹介し、偽名使ったのを察したよ…。

「本名を名乗ったら弾かれる事を知ってたからそうした!」と言い更に、

「お前が言い出しっぺだから俺らの分もお前出せよ!」と…。

僕が「1時間」って言ったら、国太が「2時間」って言ったよ

智枝ちゃんの歌、蒼絵ちゃんのギター1時間あれば聴けるのに…。

「折角準備したんだから2時間にしろ!」と言い出した

彼等の横暴さに周りはドン引きしていたよ…。

彼等はどうして恐喝とかするの?、恐喝すると信頼無くなるのに…。

彼等はそういうやり方でしか関係築けないのかな?

智加が歌い終えてすぐにトイレに行くのを見てあびるが付いて行く

その2人にお構いなしに智枝は熱唱しまくってるよ…。

意気消沈している智加に、あびるが優しく話し掛けた

智加は優しい子と察した、見た目の可愛さ相まって…。

「貴女と仲良くなりたいよ、貴女の光になりたい!」

という想いを伝えたいよ、やっぱり言おう!。折角出会えたんだし

貴女があの家族と縁を切る為の力になりたいから!

「合否は今日の夕方に伝える」と言った内心は不合格

そう想ってたら、あびるが「智枝に曲作ろう!」と言い出した

「その代わり智加ちゃんと仲良くさせて」と言い出した

「こんなんで良けりゃくれてやるよ!」と、

智枝と国太が笑いながら言ったのを聞いてあびるがこう言ったよ

「智加ちゃん、折角だからBerryenに入ろう!」

あびるさんはどうして私にこんなにも優しくしてくれるか知らないけど、

どんな狙いがあるにせよ僕を好きになってくれたからには

「不器用だ!」と笑われたけれど…。「ちょっとずつで良いから上手くなろうよ!

毎日練習していれば上手くなるから、

づらっち、蒼っちも、あーしもサポートするからさ!」

「そんな事よりギャラ全部よこせ!」と言った

「良いよ、その代わり智加ちゃんに優しくしてあげてよ?」

「分かった。但し、結果を出せなきゃぶっ殺す!、

営業はあだしがやっからよ、あだし友達がいっぱい居るし」

「100DLは最低売れよ!、出来なきゃ智加と接触禁止だ!」

と国太が葉っぱを吸いながら発破を掛けて来たが

「あーし、智加ちゃんの為に作詞と作曲を出来るようになる!

ギターの初心者の智加ちゃん、一緒に頑張ろう、天下を取りに行こう!」

オーディション終了後に蒼絵から連絡が来た

「作詞と作曲法の本を持って来て」と言われ

僕は持参し、蒼絵ん家に行ったよ

「ミニギターを智加に貸す為にあーしバイトを始める!」

と言うとづらっちが「良いよ、俺が買う」

「私の為にここまでしてくれるなんて…。」

涙が出て来たよ…。