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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工や安易なメロディの救済を両断し、極冷のローパスフィルターと深夜の雨音によって実存を「半覚醒」の境界線上へ軟着陸させる「自己の覚醒と静匿なる空間の肯定」をテーマにした、極上のシネマティック・ローファイヒップホップです。凡庸なスタジアムロックのダイナミズムを徹底的に焼き尽くし、75BPMの速度で緩慢にヨレる黒い打楽器の律動と、感情の起伏を平熱の奥底に監禁した男性的な力強さのある囁き声(ASMR)が融合。イントロの最初の数秒から、耳に残る不条理なパターン・インタラプトの猛烈なレコード雑音と深夜の雨音が同時に急襲し、脳内を強引に監禁します。抑揚を排したアンチ・クライマックスの密度変化だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。