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都会的なサウンドの中にも温もりのあるボーカルワークまたデビット・フォスターを彷彿とさせるピアノアレンジに
定評のある『歌うピアニスト』キクチタケシ。 デビュー15周年を記念するアルバム『圧倒的に大人でロマンティック』がついに完成!
(A)圧倒的に(O)大人で(R)ロマンティック。
この新作は吟遊詩人的な弾き語りサウンドからの脱皮を感じさせ、和製AORサウンドを開拓する意欲作である。 注目すべきはシティポップファンにも届けたいミディアムバラード『Lotus』。
また今年、Silk Sonicの活躍により評価が高まる70’sフィリーソウルを感じさせる『Still Rain』では清水明日香との デュエットを聞かせるなど。 聴く者を飽きさせない充実の一枚となっている。
2006年『街』でのデビュー以来、地元横浜から、全国へとライブ活動の幅を広げてきたキクチタケシ。 今回のアルバムでは、東京で活躍するミュージシャン、ドラム白根佳尚、ギター植木栄、ベース熊代崇人、 パーカッション山下あすかといった強力なリズム隊を迎えた楽曲。 そして、大阪からは、新世代MPCプレイヤーの名手 USAGI、ギター山本晃平、ベースの佐野優、Shigeki Unoを中心 に構成されたメンバーでの楽曲。
この二つのプロジェクトが見事に融合。楽曲ごとに多彩な色合いを奏でている。
またここ数年、力を入れているストリングスをフィーチャーしたインストルメンタル楽曲『時間飛行』も収録。 JiLL-Decoy associationのボーカル、chihiRo-Decoyのソロアルバムに作曲提供した『花火』では、オリジナルとはま た違う解釈、アレンジを展開。男性が歌う切なさ、力強さを伝えるバラードとなっている。
一枚を通してストーリー性を感じさせる、聞き応えのある内容となっている。
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