歌詞

木漏れ日のステップ　揺れる緑

猫が追いかける　風のリズム

頬をくすぐる　真昼のそよぎ

静かな笑い声　空へのぼる

なつごこち　風のクッション

葉陰をくぐる　涼しさ抱いて

音のしずくが　胸に染みて

午後のページが　優しくめくれる

氷水のグラス　指先ひんやり

遠く蝉のハミング　甘い残像

猫のしっぽが　影を揺らし

時間のしじまに　ビートを描く

なつごこち　波紋のブランケット

陽炎揺れる　庭の真ん中で

雲のハンモック　夢を吊って

肌に溶けこむ　夏のセレナーデ

一瞬の涼　ポケットで転がし

虹色の欠片　そっと集めて

明日へ繋ぐ　透きとおる風を

ふたりの足音で　編み込んでゆく

夕立の気配　空を洗い

溶けた陽ざしが　静かに沈む

また巡る季節まで

この涼み　胸にしまって