千年後の僕らものジャケット写真

歌詞

ボートに乗って

ユキニフル

水がぶつかる音。

いつのまにか、膝まで濡れている。

水深が深くなっている。このままでは進めない。辺りを見回す。

小さなボートがあった。頼りなげに、さざ波に揺られている。

水中を覗き込んでみると、同じ形のボートがいくつも沈んでいる。

かろうじて浮かんでいるこの舟は、生き残りなんだ。

わたしと同じ──。

水をかき出して、座ってみる。思った以上に安定している。オールも残っていた。

ゆっくりと漕ぎ始め、向こう岸を目指すことにした。

  • 作詞

    宏川 露之

  • 作曲

    ein himinn

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あなたにとっては、ずっと遠い未来の彼方。草木はビルの壁を覆い、都市の骨組みは朽ち果てて、風は絶え間ない悲嘆を繰り返していた
雨の強い日には、街路は水しぶきを上げ、この街に、この世界にあったはずの物語の足跡を洗い流そうとしていた──。

終わりを迎えた世界で旅を続ける少女、ミゾハ。はるか昔に世界から失われた「物語」を探す捜索隊の一員として、同じ捜索隊の少年ノラエと、互いに通信機で励まし合いながら目的地を目指していた。彼らが旅の最後に見つける答えとは……。

全編を通じて朗読と音楽により物語世界が繰り広げられる、ユキニフル初の朗読音楽劇。

アーティスト情報

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