そろそろ行こうよって
あの雲から声が聞こえたけど
この手じゃ重いな
果たせない約束が
ごめんねまだ
醒めない夢の中でまだ
触れている手
笑顔は見せないで
互いの道へ向かって
長かったようでなんだか
あっという間な気もしなくもないね
少しやっかいに思えた
君の気まぐれも
今じゃ可愛く思えそう
うる覚えで口ずさんだ歌
笑い声と涙が染みた床
無駄無駄と思っていた小さな
連続が扉運んできた
壁のアート
宙に浮くワード
チープなリズムに
急かされ荷造り
必然はゆっくり育ち
空っぽな部屋だけが
こっそり本音を語り
そこに宿れば川のよう流れ出す
ハサミの音で古い毛先が舞う
アラームの時間もう少し遅ければ
理解という痛みを避けなければ
なんて今更もう遅いよな
思い出ぼやけてく遠い空
漫画に出てきそうなセリフは
ため息のあとに少し笑えた
握ってるこだわりに意地になり
それもいつか丸く年をとり
突然の風も君がいなきゃ
全てよそよそしい
桜散る坂駆け上がって
今すぐ会いにいくから待ってて
巻き戻せない時間も
記憶で俯く君の
手を取って止まった時を動かそう
息を止めて隠れてみても
涙昇って遡って
最後の1秒まできっと君を探して
痛いほどに消えない愛を知らされる
蜂は霜の降る月へ向かい
その狭間に
固まった決意
不揃いの息継ぎでも
やってきたつもり
曇りのち曇りのち雨続き
あれ?なぜ僕はこんなところに
隣り合わせの理想
触れればぼやけ漂う
なにも守れないか弱さで
ただただ駄々こね夜が明け
押したり引いたり止まったり
隙がなくなり誤差が芽を出し
きっと間違ってなかった
そう信じるしかなかった
明日さえ見えずに砕けて
はじまりの合図は彼方へ
僕らには早すぎて
季節に追いこされて
次の巡り合わせで
また会えたらいいね
神様も今日だけは普段着で
真理の先で待ち合わせよう
嘘をつけない瞳に
わざと気づかないふり
大がかりなフィクションでも
愛していたいんだ
くだらないプライドに侵され
後悔の涙を流して
息をしたままでまた
生まれ変われるのなら
それとなく続きを今始めよう
桜散る坂駆け上がって
今すぐ会いにいくから待ってて
巻き戻せない時間も
記憶で俯く君の
手を取って止まった時を動かそう
息を止めて隠れてみても
涙昇って遡って
最後の1秒まできっと君を探して
痛いほどに消えない愛を
知らされるんだ
そろそろ行こうよって
あの雲から声が聞こえたから
微かに動いた
変えれない強い想い
まだ生きているなら
醒めない夢の中でただ
触れている手
君と最後まで
今この瞬間だけ見つめて
- 作詞
katter
- 作曲
katter
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9.5
katter
アーティスト情報
katter
シンガーソングライターakaシンガーソングラッパー ライブでは多重録音のループマシンを使用し、ギター、ベース、ボイパ、シンセ、コーラスを重ね即興でトラックを構築。1人でもバンドやグループに引けを取らない「ひとり生バンド」スタイルを特徴とする。 その歌声、ラップのスキル、刺さる歌詞、鋭い演奏で従来の弾き語りのイメージを覆す。 CDでは楽器の演奏、打ち込み、トラックメイキング、ミックス、マスタリングまで1人で行う。
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