どっこいしょのジャケット写真

歌詞

糸電話

Insheart

きっと言葉なんていらない

今のあなたには届かないでしょう

うつろな笑顔で何に見とれてるの?

そっとおでこ抱き寄せて

お父さん、あなたの声を聞かせて

いつからなの、あなたから

ぽとり、ぽとり

わたしが抜け落ちていく

もう名前を呼んではくれなくなったね

わたしはあなたの…

もどかしげに笑って

ポツリ、ポツリ

言葉こぼすあなたの

目を見れず俯いた

泣きたくなるんだよ

何て言ってるの?

もう一度、昔みたいに笑い合いたいよ

震える両手で頬包んだ

あなたの目はわたしを見ていた

狂おしいほど、あの日のままのあなたがいた

きっと言葉なんていらない

あなたの瞳に声があふれて

震えるわたしの心は糸電話

やっとまた通じ合えた

ほら、あなたの声が聞こえる

いつからなの、あなたから

ぽとり、ぽとり

あなたが抜け落ちていく

ねえ、どこに帰りたいの?

あなたのおうちは、ここなんだよ

真夜中また、独りきり飛び出したあなた

声を荒げ責めるわたしに

裸足のあなたは何故だか

無事でよかったって何度も呟いた

ずっと一緒にいたかったけど

わたしじゃもう守りきれないよ

誰よりも愛してくれた人なのに

逃げ出してるわたしは

なんて薄情者なんだろう

あなたを他の誰かにお願いして半年

あなたは目の前、車椅子の上

なのに目は合わない

気づいてもくれない

話したかった

まだ繋がっていたかった

もうお父さんじゃなくなってしまったの?

違う、きっと違うよね?

そう、あなたは

きっとあなたは今もお父さんだ

わたしの顔はわからなくても

その声も、笑い方も愛おしいんだ

今の仕草もほら、あなただ

ああ、言葉なんていらない

まどろむあなたと手を繋いで

きつく結ぶよ、あなたの糸電話

ほどけていかないように

いつかまた、あなたの声を聞かせて

  • 作詞者

    Toshi Insheart

  • 作曲者

    Toshi Insheart

  • プロデューサー

    Insheart

  • ギター

    Insheart

  • ボーカル

    Toshi Insheart

  • バイオリン

    Toshi Insheart

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現役医師による音楽ユニット Insheart(インスハート)
10周年記念ベストアルバムが遂に完成!
命と向かい合った10年間の軌跡、反響の大きかった楽曲を収録。

どっこいしょ
ダウン症協会福岡支部様からの依頼で制作。全国のダウン症のある方やそのご家族からのメッセージを元に制作した。「あなたが決めるあなたの幸せに向かって、歩幅やスピードは違っても一歩一歩進んでいったらいい」そんなメッセージが込められた曲。

あなたが生まれて
待ちに待った我が子は障がいを持って生まれた。お母さんは「自分のせいだ、この子を産んでよかったのか」と感じ、そんな風に感じてしまう自分を最低の人間だと責め続けた。
その子を立派に育て上げた今、彼女は言う。
「我が子が障がいを持って生まれたとき、すぐに受け入れる事ができるお母さんもいるかもしれない。でもそうではないお母さんもきっといる。ゆっくりで良い、時間をかけて少しずつ強いお母さんになっていけばいい。私は伝えたい。あなたはひとりじゃないから、と」

瞳の中のあなた
もう消えてしまいたい、と思いつめた女の子が主人公の曲。苦しんでいる今日のあなたが、明日のあなたを迎えることができるように。せめて1日だけでも架け橋になれたら。そんな想いが込められている。

明日も咲くひまわり
がんのお母さんをささえる活動をされている「びょうきのママをささえ隊」様からのご依頼をいただき、乳癌で闘病中のお母さん方からお話を聴かせていただき制作。
太陽が照らしてくれないと、枯れてしまう植物とは違う。自ら太陽の方向を向いて生きていこうとする、強く咲く向日葵。あのお母さんを見て感じた強く美しく咲く笑顔、それはまさに向日葵だった。

糸電話
認知症のご主人を介護されている、あるおばあちゃんのお話を元に制作した曲。
「認知症はつらいね、あんなに優しかったお父さんが近所の人に手を挙げたりするんだよ。盗まれるって家の棚の鍵も全部壊してね。でもね、わたしが行くといつも、顔をくしゃくしゃにして喜んでくれるんだよ。帰る時離れても、離れてもずっと手を振っていてね。会うといつも、やっぱりまだ生きてて欲しいって、そう思っちゃうんだよ。」

ぬくもりに包まれて
あるホスピスで 彼女は涙が枯れ果てるほどボロボロと泣いていた。末期がんの母を亡くしたのだった。
しかしその数週間後、ホスピスに挨拶にきた彼女はどこか晴れやかだった。
「先生私は気づいたんです。本当に悲しかったけど、もう寂しくはない。母は私と共にいるんですね」
亡くなって冷たくなった身体。その心、魂は大切な人のもとへ向かい、ずっと共にあると教えてくれた彼女。

足跡
末期がんで命が尽きるその瞬間まで、娘のことを案じ続けた母親がいた。患者の母との出会いから生まれた曲。

わたしへのさよなら
歩くこと、食べること、話すこと。少しずつできなくなって最後は寝たきりになってしまう、PLSという難病と共に生きる落水さん。しかし今の落水さんは「病気になった今の方が幸せ」とおっしゃる、前向きで笑顔がとても魅力的な方。
彼が変わったのは、ある出会いからだった。

今日だけは、この場所で
リレー・フォー・ライフ・ジャパン福岡様のご依頼で、実際にがんサバイバーの方やご遺族の方から聴かせていただいたお話を元に制作。
妻をがんで亡くし、娘と共に生きる男性。妻に伝えたいメッセージとは。

おばあちゃんの のこしもの
長崎大学病院様より「原爆」をテーマとした楽曲のご依頼をいただき制作。実際に被爆者の方々からお話を聴かせていただきこの曲はうまれた。被爆者の方の想いを次の世代に繋いでいけるように、大切に歌い続けている曲。


【Profile】
医療で身体を治すだけでなく、音楽で心まで癒したいという想いで
活動を続けている。
NHK「おはよう日本」、TBS「あさチャン」、フジテレビ系列での密着特番など、各テレビ局で紹介され、注目を集める。
劇団EXILEの佐藤寛太さん、武田鉄矢さんが出演した映画『いのちスケッチ』の主題歌を担当。
ユニバーサルミュージック主催の新人オーディションでグランプリを獲得。

福岡の大型フェス「NUMBER SHOT」にも出演し、あいみょんさん、SEKAI NO OWARIさんらと同じステージに立つ。
さらに、さだまさしさんのカウントダウンコンサート、そして稲佐山で開催された「夏 長崎から」にも出演。

アーティスト情報

  • Insheart

    【Profile】 さだまさしさんより絶賛、「生さだ」にて紹介、また各TV局で特集されるなど、今話題の現役医師による音楽ユニット。 医師がおくる命の歌、Music therapyとして心を癒す音楽を届ける。 ユニバーサルミュージック新人オーディションでグランプリ獲得。 病院や施設でのボランティアライブ、イベントでの講演ライブなどを中心に活動している。 【来歴】 2015年1月 Insheart 活動開始。 4月 しまむら楽器主­催オーディションにて賞受賞。 6月 日本抗加齢学会­総会にて演奏。 7月 Wild Bunchi Fesオーデションにて準グランプリ獲得。 9月 西日本新聞より取材、一面に掲載。 10月 新作PV「瞳の中のあなた」を公開。 11月 ユニバーサルミュージック審査新人オーディションにてグランプリ獲得。 12月 1st mini albumリリース。 2016年1月 NHK番組「生さだ」にてさだまさしさんより紹介。 2月 毎日新聞より取材、掲載。 3月 新作PV「ちどりあし」を公開。    弁護士団体「そだちの樹」とのイベントが西日本新聞掲載。 4月 山本華世さんの番組に出演。    日本形成外科学会総会にて演奏。 現在FBS福岡放送めんたいワイド(プラス)、NIB長崎放送、長崎新聞より特集取材中。 様々な病院でのボランティアライブを中心に、各地のライブハウス、フェスなどでも活動している。 また音楽プロデューサーの故大内義昭氏からは楽曲を絶賛されプロデュース依頼­を受けていた。

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Insheart Record

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