(Intro)
お前の両手の釘を抜き
その両眼に打ち付ける
そして俺がお前の目になり
こっちの世界を見せてやる
お前の言う天国は地獄だよ
否定する奴が居ねえから
いつまでも裸の王様
可愛そうだな
(Verse)
Wake up people
何を信仰?
俺のルーツは今もこの宗教
良くも悪くも身体に染み付いた
パンと葡萄酒とアダムとイブ
よく言われた
お前の母ちゃん昨日来た
公園でも集まってた
校歌もダメで戦いもダメ
体育もダメでイベントもダメ
信者のブラザーは皆兄弟
引きずられて連れてかれた集会
ゲームもねえテレビもねえ
武器も持たねえから
遊びがねえ
お仕置きはベルト叩き
お祈りの横でケツ叩き
黙祷の側で泣き声
それが俺の日常だった
一番身近な兄弟は15の頃には白髪だった
姉は親に包丁を向け
俺はパクリ不登校で荒唐無稽
信仰した結果がこれ?
二世信者に余地はないのか?
(Verse)
駅前で布教する人の手取り
誰か教えてくれないか
豚やサル、三蔵法師
ばりの奉仕akaブルシット
何がクソかキッズをエサにして
ベル前で待ち構えてる
忘れらねえ
社会一年目
悪気なく漏らした身の上
この宗教のレッテルや世間の目
直に感じた
信じる者のみ助けるとか
それが平和って笑える
子に親は選べない
環境で変わってく正解
俺は言いたい
このクソな宗教、親、それとあと環境
愛してるからこそ中指
事実を述べる
捨てるかなぐり
被害者でなく理解者
リタイアでなく身を引いた
過去は変わらない先を変える
己のルーツに一度帰る
カルマかメビウスなら引きちぎる
あの時の家族を助けに行くため
(Verse)
エホバを否定してる訳じゃない
狭く暗い団地の事実
信仰の自由はもちろんそう
ただそれはアナタの話
血は薬であり毒だ
良くも悪くも人を捉える
血が善にも悪にも変える
ドクター、オペレーションノックダウン
教えを乞うが鵜呑みにしない
この先に足跡がないから
気持ちに正直に歩を進める
先が暗い明るいはこの目で見る
俺はやる
未来を変える
俺が宗教
これは賛美歌
俺はやる
未来を変える
これは賛美歌
ほら感じな
Peace
- 作詞
teppei
- 作曲
teppei
teppei の“Jehovah”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
19900402
teppei
- 2
A.I.W.S
teppei
- 3
spo2
teppei
- ⚫︎
Jehovah
teppei
- 5
Chase the money
teppei
- 6
panic!
teppei
- 7
hanging
teppei
- 8
tattoo
teppei
- 9
Arrhythmia
teppei
- 10
Patchwork
teppei
ラッパー集団、梅田サイファーからラッパー兼トラックメイカーであるteppeiのソロアルバム。
teppei自身が手掛けるトラックは民族音楽をベースとしたトライバルなテイストのモノから耳馴染みの良いものまで、ルーツである宗教や芸術を踏襲した、どれも一癖ある楽曲が並んでいる。
アルバムの幕開けはMVにもなっている「19900402」自分がどこから来たのかを静かだが熱量を感じるトラックに載せて高らかに歌い上げる。
「spo2」では2019年末に渋谷WWWで行われた梅田サイファーのワンマンライブ中に心不全となり死にかけた経緯をラッパーならではの伝え方で表現する。
続く「Jehovah」では自身の宗教のルーツを赤裸々に語り、宗教2世として生きてきた上での弊害や苦悩をトライバルなトラックの上で荒々しくラップする。
タイトル曲でもある「Arrhythmia」ギターのフレーズが印象的な哀愁のあるトラックの上でteppeiの生い立ちを赤裸々に歌い上げる。
アルバムの最後を飾る「patchwork」では自分自身がどこから来てどこへ行くのか、梅田サイファーの面々の過去のリリックからサンプリングし自分の人生で関わった人に対しての感謝を歌いアルバムを締め括る。
梅田サイファーとして培ったスキルと経験を元にteppeiにしか表現出来ないトピックを並べた今作はさながらインナーチャイルドセラピーのような自分自身を広く認識するための作品となっている。