湿った空気にしかめっ面をぶら下げた君の
少し汗ばんだ肌を撫でる
ゆっくりと近づいてくる朝日が
ふたりの縛りを告げる
零した嘘の味を噛み締めて君のこと
抱きしめてみたけど
からっぽはからっぽのまんま
虚しいだけがひとりあるき
隣で眠るその横顔だけは
私のモノであってほしい
夏が来る前に
蚊取り線香に火をつけて
君は言うのさ
この煙みたいに不安定なふたりのこと
迷い込んだ熱帯夜の気圧は
君に溺れる夜に似ている
夏が来る前に
蚊取り線香に火をつけて
君が言っていた
この煙の匂いが
目に染み入る夏
- 作詞
水無月ふすま
- 作曲
水無月ふすま
水無月ふすま の“夏が来る前に”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
夏が来る前に
水無月ふすま
アーティスト情報
水無月ふすま
東京都内を中心に活動しているシンガーソングライター