歌詞

ずっと昔どこかで

嗅いだような気がした匂いは

結局思い出せずじまいさ

こんな忘れ物を目一杯蓄えて

僕は終わりへ向かっているのかな

悲しくなったんだ

あぁ、またこの夢か

初めてのはずなのに

何度も来てるような

レンガ敷の坂道の前で

僕はずっと足踏みをしていて

何の暗示なのか次々追い抜かされて

どこへも行けずに取り残されてゆく

この曲がり角を

右にまっすぐ行ったら何があるのか

僕は何年も知らずに生きてる

もしかしたら

誰も知らない場所へ繋がっていて

そこにはあの人が笑顔で待っている

…まぁ、んなわけないか

めくるめく極彩色のうずまきの中で

自分の立場を見失いかけていた

酸いも甘いも知り尽くして

曲者だらけのイカレた浮世を

騙されたように踊り狂えたらなぁ

レンガ坂をくだる準備は

もうできてる

あとひとつの合図を待っている

レンガ坂をくだる準備は

もうできてる

この夢が醒めてしまう前に

頭のネジをスポンと引き抜いて

倒れ込むように一歩踏み出すのだ！

だ！だ！