歌詞

どうでもいいことに

愛想良く頷いて

心に鍵かけて

不満なんてないよ

ほんとだよ？

あてもなく歩く街

幸せそうな風景

ああなんか嫌になるな

親指握りしめた

部屋の隅っこで膝抱えて

声を殺して泣いていた

こんな自分誰かに知られる前に

最初から全部

なかったことにしませんか？

見えない痣を数えては

無くした痛みに安堵する

大丈夫ほら泣かないで

おまじないを唱えるの

忘れたい早くこんなもの

わすれさせないよ ぜったいに

治りかけのかさぶた抉って

痛いことに気づいた

どうでもいいような

事ばかり考えて

言い訳してたいよほんと

不満だらけ今もずっとそう

あてもなく歩く街

すれ違う バレてないで

ああほんと嫌になるな

唇噛み締めた

傷だらけの部屋で俯いて

指をさされて震えていた

こんな鎖に縛られたままでさ

あの日からちっとも

変われてなかったみたいだ

暴言の雨 霞んだ視界

踏み潰された痛みで凹んだ

上履きの踵は

もう戻らないのに

濡れた教科書に線を引いて

滲んだ答えを何度も唱えた

あの日々が今日も囁く

消えないようにずっと

心の底が苦しくて

何も無いまま 眠らせて

幸せなんて別にいいから

孤独を溶かしてしまってよ

聞こえた

しあわせにならないで

このいたみをわすれないでいてよ

おねがい

見えない痣を数えては

無くした痛みに安堵する

大丈夫ほら泣かないで

おまじないを唱えるの

わすれたくてもいいから

どうかいまはそばにいて

治りかけも

毛布にでくるんでしまえれば

壊れないよう

遮ってそっと

見えないままでいいよ