さよならだけが人生ならばのジャケット写真

歌詞

さよならだけが人生ならば

yodaka

汚れてないものが見たかった

だから人の心を覗くのは辞めた

代わりに誰かが作ったものを

逃げ場所にしてよく眺めていた

あなたがくれた絵本の中に

僕がそのまま映し出されて

結局最後は一人ぼっちで

終わる物語 「ぼくを探しに」

何にもないんだ 本当さ

また冬が来れども君は来ず

僕は手をさすりながら呟いた

「来世こそはそばにいさせて」

ねぇこんな歌ばかり書いてしまうんだ

息が出来なくて泣く夜もあるんだ

でも生きなくちゃいけないとしたら

僕はあなたの隣が良かった

眠れない夜には歌を歌ってあげるよ

あなたの好きな詩集を朗読してあげるよ

いつだって何かしてあげたいばっかりで

あなたをちゃんと見てあげられなかった

さよならだけが人生ならば

また来る春はあなたのために

さよならだけが人生ならば

星降る夜はあなたのそばに

さよならだけが人生じゃないと

教えてくれたあなたはもういないけど

さよならだけが人生じゃなきゃ

こんな歌なんて生まれなかった

生きてく意味はひとつもないし

消えたい訳はいくつもあった

その全てを吹き飛ばす

たったひとつがあなたの愛してるだった

在り来りな言葉で紡ぐ愛のうたより

たったひとことの愛してるを

そのワンフレーズはどんな旋律よりも響く

天国にいるあなたにも届く

ように

ねぇそちらはどんな場所ですか

こちらより幾分か暖かいと良いけれど

そっちでも桜は咲きますか

僕がいなくても生きていけますか

例えば夜があるから朝があるように

息絶えた体に花が芽吹くように

生きづらさがあるから芸術はあり

別れがあるから歌が生まれる

もう十分よくやったよ僕ら

あなたは先にいってしまったけれど

まだ少しだけやることがあるから

そっちで会ったら抱きしめてくれ

歌を歌うのは息をするため

詩を連ねるのは心を騙すため

空っぽの僕があなたに会って

救われたのには意味があるのか

いや意味なんてきっと

自分で作るもので

この歌がそうで

誰かに聴いて

欲しいのはエゴで

結局僕はもう

誰にも傷ついて欲しくないだけ

さよならだけが人生ならば

また来る春はあなたのために

さよならだけが人生ならば

雨降る夜はあなたのそばに

さよならだけが人生じゃないと

教えてくれたあなたはもういないから

さよならだけが人生なんだ

あなたが僕の人生だったんだ

  • 作詞

    yodaka

  • 作曲

    yodaka

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