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ハープ 寺本圭佑『エコーズ・オブ・カロラン vol.2 魂と肉体の分離』 今から約300年前のアイルランドで活躍していた盲目のハープ奏者カロラン Turlough O' Carolan (1670-1738) の作品を集めたアルバム第2弾。
数あるカロランの作品の中でもとりわけ意味深く、哲学的なテーマを持った曲、「魂と肉体の分離」をサブタイトルに選びました。
今回は新たにステレオ録音を取り入れ、特に「ファニー・ディロン」や「魂と肉体の分離」では、音の中に身を委ねるような響きを追求。
カロランも演奏していた金属弦ハープ特有の繊細なタッチとゆらぎ、まろやかな残響音に包まれる瞬間を静かに味わってください。
全曲、奏者自ら設計、製作した27弦の金属弦ハープ「シナモン」(op.347) での演奏。特に低音域が心地よいハープです。録音後のEQやコンプレッサー処理は一切行わず、無修正でハープ本来の響きをそのまま収録しています。金属弦ハープがもつ繊細で豊かな倍音を、そのまま耳元で感じてください。
1. プランクスティ・アーウィン
2. ファニー・ディロン
3. ジェームズ・ベタ
4. チャールズ・クート
5. レディ・アセンライ
6. ミス・マクマリー
7. 盲目の王
8. ブリジット・クルース 第3番
9. プランクスティ・レディ・リクソン
10. オハラの杯 第2番
11. レディ・セントジョン
12. 魂と肉体の分離
13. ジョン・ジョーンズ
14. コンスタンティン・マグワイア
15. カロランの献身 第1番
使用ハープ:メープル製金属弦ハープ「シナモン」(op.347, 27弦, G2-E6),
楽器設計、製作、編曲、演奏、楽曲解説:寺本圭佑
楽曲解説はこちらのリンクからご覧いただけます。
https://note.com/carolanacademy/n/n478a455aa10c
寺本圭佑(てらもとけいすけ)ハープ 京都市出身、横浜市在住。雨田光示氏にハープ、坂上真清氏にネオ・アイリッシュ・ハープ、樋口隆一氏に音楽学を師事し、失われたアイリッシュ・ハープの音楽美意識を追求。18世紀以前のアイリッシュ・ハープの研究により芸術学博士(明治学院大学大学院)。2017年と22年、BS-TBS「こころふれあい紀行~音と匠の旅~」にアイリッシュ・ハープ研究家として出演。ケルトの音色を現代によみがえらせる活動を取り上げられる。『ケルト文化事典』(東京堂出版)の「ハープ」「オカロラン」等、『浜松市楽器博物館総合案内図録2020』「アイリッシュ・ハープ」の項目を担当。横浜と京都でハープ教室を開講し400名以上を指導。2014年から独学で347台以上のハープを制作(2025年4月現在)。この楽器の普及活動に役立てている。2022年『20弦ハープで奏でる366の曲集』を上梓。2024年3月22日から毎日18時に自作ハープによる演奏動画をYouTubeにアップしている。www.youtube.com/@telynmoto