歌詞

2007春　中学入学

中高一貫　霞んだ桜

勉強勉強の家庭環境

個性不必要ムショみてぇな進学校

12から18 懲役6年

野崎駅の少年　もう手遅れ

自由と自我　首吊りのディストピア

縮みきったバネが弾け飛んだ

気付けば生ける屍

冷ややかな目　掃き溜めの落ちこぼれ

生きる意味なんてねぇ　危機感もねぇ

楽になりてぇが死ぬ勇気すらねぇ

感情切り捨てロボット化

それがこの世を生きる方法さ

そう悟ったのは15の頃

閉ざす心　板についたこの不感症

校舎の窓ガラス叩き割り

血だらけの手でも感じない痛み

ある意味無の境地　袋小路

学校公認の不登校児

チンピラと喧嘩　誰かが通報

連行された枚方警察署

昔の写真見て親が泣きじゃくる

俺の人生はいつ春が来る？

光や希望は身分不相応

求めたのは支配からの解放

「もうお前は息子でも何でもない」

そう言われたが不思議と泣けてこない

冬の雨の中に追い出され

行く当てなく眠った長尾駅前

いつ死のうが別に構わねぇ

所詮くだらねぇ人生

マジでクソ食らえ

待ち侘びたこの日　高3の3月

帰り道捨てた卒業アルバム

6年間ありがとう　愛しの母校

大嫌いだったぜ　オメェらの事

さぁ、思い出話はこの辺に

区切り付ける当時の体験記

周りからすれば不幸自慢

百も承知だが書き起こした

今はノートが話し相手

魔の6年間すら通過儀礼

平成6年　枚方生まれ

長尾谷町育ちのあの少年

気まぐれにも結び付く過去

それはチンピラと喧嘩したあの場所

あれから何年　何の偶然か

まさにその公園で俺はラッパーになった。