しんとしたえきば 冬の夜と猫と小さな駅のジャケット写真

歌詞

しんとしたえきば 冬の夜と猫と小さな駅

sleepytimelofichannel

かん こん 遠く鳴って

空気の粒が静かに揺れる

小さな駅の屋根の下

白い息だけ列をつくる

ねことベンチで肩をよせて

胸の呼吸がゆっくりそろう

指先にのこる切符の紙

自販機の灯りが頬を染める

しんとしたえきばの真ん中で

きょうの言葉をほどいていく

やわらかな明かりのリズムのままに

あしたの入口を見つけだす

ホームの端で粉雪まい

線路の闇が浅くなる

ねこのひげがきらり光って

笑みがひとつこぼれ落ちる

ひと呼吸して目を閉じれば

遠い踏切が一度だけ鳴る

しんとしたえきばの真ん中で

言葉はそっと澄んでいく

白い余白のぬくもりだけ

胸にしまって座りなおす

車輪の響きが近づいて

コートの裾が小さく揺れる

ねこがしっぽで前をさして

「もうすぐだよ」と合図する

名前のない旅程みたいに

今日のページがめくられていく

ポケットの中の小銭が

冬のリズムをひそかに刻む

しんとしたえきばの真ん中で

きょうのページをとじていく

やさしい明かりに手をひかれて

あしたのページをひらいてく

同じテンポでならぶ心拍が

静かな終止にほどけていく

到着の風が頬を撫でて

ねこと家路の角を曲がる

  • 作詞者

    sleepytimelofichannel

  • 作曲者

    sleepytimelofichannel

  • プロデューサー

    sleepytimelofichannel

  • その他の楽器

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    しんとしたえきば 冬の夜と猫と小さな駅

    sleepytimelofichannel

冬の駅にただよう静けさのなか、猫と並んで過ごすひととき。鍵盤とパッド、ナイロン弦が温かな余韻を残します。

アーティスト情報

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