Lyric

同じ夜の中で私は

空を見上げている

大通りのガードレールに腰かけて

空を見上げている

都会の煩い光に

星が溶けてなくなった

あの暗い空を見上げている

空を見上げている

見えないんじゃ無いのと一緒だ

私の星は どこだろう

同じ夜の中で私は

電話をかける

遠い地に住むあなたに

他愛のない会話

ゲームしたり映画みたり

笑ったり泣いたり

時には言い合い喧嘩する

でも

このまま明日が来るのは嫌だって

仲直りする

かけがえの無い日々

互いに理想でない僕達が

どうかこれからも

一緒にいられますように

嗚呼

僕たちの 問う過ち

日々に 追われ

枯れ張り付いた喉

捨てた言葉

それから

飲みかけのコーヒーみたいだ

同じ夜の中で私は

ただ歩いている

君と出会うため

歩いて歩いて歩いて歩いて

きっと　あの夜に君と出会うため

今日も歩いている

君と同じ夜の中を

君に会えなくてもいい

君がもう居なくてもいい

戻って戻って戻って戻って

歩いて歩いて歩いて歩いて

ただ　あの夜の君と出会う

同じ夜の中で私は

永遠に続く夜の街を眺める

人工的に作られた弱いコントラスト

知らないふりして歩く 午後29時

交差点の端

指先が影に吸い込まれてく

知らなければ良かったな

家に帰りたくない

夜を止めているのは私だから

嗚呼

僕たちは 解らぬ間に

夜に呑まれ

割れ欠けた憂いを

帯びた明日

それから

飲みかけのコーヒーみたいだ

同じ夜の中で

同じ夜の中で

同じ夜の中で僕たちは

ひとりひとり ただ酔う

同じ夜の中で

同じ夜の中で

同じ夜の中で僕たちは

いつも夢を見ていた