歌詞

僕はまた君の知らない朝を知る

何一つ、変わらぬ

その景色に音はなく

ただ空虚な画で満ちてく

そんな日々が僕を包んで

空っぽな胸を黒に染めて行く

僕は君に何も出来ず

ただ君は遠く旅に出た

それを仕方ないと割り切る心に

気付いてしまった時には遅くて

「ごめん」なんて言葉を吐けども

それは君の耳には届かず

だけど僕はただ叫ぶ

僕が僕のことを許せるその日まで

僕はまた君の知らない夜を飛ぶ

雲の上、月満ちて

嗚呼、君にも見せたいな

その願いは叶わぬから

そんな僕は夜に溶けてく

空っぽな胸が黒を吐き出して

許せないよ、この世界を

ただ生きるだけで苦しむ世界は

僕らと云う小さな心を

綺麗なほどただ無へと還してく

だけどそれはこの世に生まれた

全てのものに課された宿命で

それを僕は理解かっていたのに

逃げてばかりで知らないふりをした

(大丈夫、君ならばどんなに苦しい時でも挫けずに、進めばそこには未来がーーー)

君の聲が、頭に響けど

僕の胸は僕を拒んでる

何故君は、こんな僕にまだ

優しく語りかけてくるの？？

そうだ、僕には忘れていた

大切なことがある

そう、あの時君はただ

笑って前を向いていたんだ

また僕は君に何も出来ず

ただ君は遠く旅に出る

それを仕方ないと割り切る心は

既に君を受け入れた証だと

「ごめん」なんて言葉がなくても

君の耳に届いてたんだね

だから僕はただ叫ぶ

君を想い唄う別れの慟哭歌

(負けるな、君ならば、行けるさ、己を信じて進むんだ、遥かな、明るい未来へーー)

君の聲が、身体を満たして

僕の心、虹へ溶けていく

だからもう、迷わない

僕は進むよ、また逢う時まで