吉原手まり唄のジャケット写真

歌詞

吉原手まり唄

夏目そら

ちょっと、ちょっとこの子かい

手まりついてる子は禿(かむろ)

昨日、売られてきた子さ

可愛いだろう

これから抱かれた男の数だけ

貰った銭子の数だけ

手まりをつきましょう

戀の火遊びも指折り数えましょう

身売りされた子供ばかり

目指すは花魁、太夫

それとも格子太夫

格子、禿、引き込み禿

振袖新造、留袖新造、番頭新造、太皷新造

見請けして抱いて

華となり蝶となり

七変化するでありんす

紅もひきましょう

おおじるまま抱かれるでありんす

主様、囁いてくれて

頬が火照るでありんす

華となった時は

楼主と内儀の首は通りに飛んでいって

手まりとなる薬をかけましょう

わちきの命は

この吉原にだけ咲く命

そこの旦那 わちきを買っておくれでなんし

この格子から出たいでありんす

華となり蝶となり雨となりたいでありんす

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ボーカル

    ポン汰

吉原手まり唄のジャケット写真

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    吉原手まり唄

    夏目そら

吉原の遊郭を題材としたオリジナル作品。
禿から新造、花魁へと変化する女たちの人生と愛の数を「手まり」に重ねた構成。
哀愁、艶、葛藤を含んだ言葉と旋律が融合する和風バラード。
過去と現代を結ぶ、濃密な物語性を持つ一曲。

アーティスト情報

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