夏の日のジャケット写真

歌詞

海月

RYO

青い夜の底で

名前をなくした光

君に届かないまま

ゆらり ゆらり

くらげみたいに

ガラス越しの世界で

月だけが揺れていた

人混みの街の音も

水の中では遠くなる

君が笑った横顔

触れたら消えそうで

言葉にできない想いを

胸の奥に沈めた

終電前の改札で

「またね」だけが浮かんでた

ほんとは引き止めたくて

でも笑って手を振った

好きになるほど透明で

痛みだけが色を持つ

君の隣にいた時間

夢みたいにほどけていく

誰にも見えない涙が

夜の水面に落ちて

小さな波紋になって

君の方へ広がる

くらげ くらげ

僕はまだ漂っている

君の光を探しながら

暗い海を渡っている

くらげ くらげ

触れたら壊れそうな恋

それでも淡く光るから

忘れられない

君という月を

ゆらり ゆらり

心が揺れる

ふわり ふわり

夜に溶ける

ゆらり ゆらり

君へ向かって

光っていたい

くらげみたいに

水族館の青い影

並んで歩いたあの日

君はクラゲを見つめて

「きれいだね」と笑った

僕はその横顔だけ

ずっと見ていた気がする

言えない言葉ばかりが

胸で光って痛かった

さよならじゃない沈黙が

二人の間に降りて

近くにいるはずなのに

遠い星みたいだった

くらげ くらげ

君はまだ覚えている?

青い光に包まれて

何も言えなかった夜を

くらげ くらげ

恋は形を持たない

だから今もこの胸で

消えきれないまま

浮かんでいる

流されてるだけじゃない

弱いだけでもない

透明なこの心で

まだ君を照らしたい

泣きたい夜の真ん中で

息の仕方を忘れても

僕は僕の光で

もう一度 泳ぎ出す

海の月が

揺れている

君の名前を

呼んでいる

届かなくても

消えなくても

この想いは

光になる

くらげ くらげ

僕はまだ漂っている

君のいないこの世界で

やさしい朝を待っている

くらげ くらげ

触れたら壊れそうな恋

それでも胸の深い場所で

今も静かに

光っている

くらげ くらげ

涙さえ透き通って

いつか誰かを照らすなら

この寂しさも

歌に変わる

ゆらり ゆらり

夜がほどける

ふわり ふわり

朝がにじむ

君に届かない光でも

僕はここで

光っていたい

くらげみたいに

  • 作詞者

    RYO

  • 作曲者

    RYO

  • プロデューサー

    RYO

  • プログラミング

    RYO

夏の日のジャケット写真

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『夏の日』は、眩しかった季節の風景と、胸の奥に残り続ける記憶をメロディーに刻んだアルバムです。
波の音、夕暮れの匂い、言えなかった言葉、そしてもう戻れない時間。楽しかった思い出だけでなく、小さな後悔や切なさも抱きしめながら、それでも前を向こうとする瞬間を描いています。
聴く人それぞれの“あの夏”に、そっと寄り添う一枚です。

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