Lyric

賽銭泥棒が生業の彼とタンゴを踊る夜

黒猫は蝉の幼虫を蹴飛ばして鳴いてる

街を歩けばクレヨンで

三歳児の落書きさ

古本の匂いが染み込んで

グッといい女になるね

ナンバリングの無い物に

勝手に数字を書きたいな

マントヒヒのお尻見ていたら

あっという間の6時間

昨日カムイ外伝読んだから

忍者の真似して米落とすけど

落としたそばから雀の群れが

ついて来てて迷子になったんだ

賽銭泥棒が生業の彼とタンゴを踊る夜

黒猫は蝉の幼虫を蹴飛ばして鳴いてる

けん玉の天才少年が逃げたインコに忍び寄る

赤点回避のお祝いに赤飯を炊いてる

金平糖のマキビシで

追手をうまくまいたなら

マンホールの蓋を持ち上げて

落とし穴でも作ろうよ

マンドラゴラ畑の思い出は

モンゴリアンデスワームを見つけ

カルボナーラにして食べた事さ

異界でお腹こわすなんてね

大根泥棒が成り行きで人のお通夜に忍び込む

香典取られた腹いせにお寿司たくさん頬張る二十面相の正体を知って餅屋でしゃがみこむ

学級閉鎖の真相はダンゴムシでピンボール

飛び出す絵本を開いた時に

怪獣が本から逃げ出したの

インコを追いかけ街を暴走

そして落とし穴に落ちたんだ

鉄くず泥棒が副業の彼とバイクでとばす頃

好色老人は怪しげな粉薬でむせてる

前衛美術に囲まれた硝子細工のガスコンロ

海底調査を頼まれたヤツの髭はカイゼル

賽銭泥棒が生業の彼とタンゴを踊る夜

黒猫は蝉の幼虫を蹴飛ばして鳴いてる

消防署長もお手上げのちゃんぽんタウンの四丁目

ペテン師は亀の粉末を水増しで売ってる