僕あてについた風の便りは
とどかなかった君のことばかい
だとしたら迎えにゆくのさ
老いぼれたこの足をひきずってゆくよ
誰かがぼくらのことを指さして笑えば
あきらめのつくような話でもないので
ぎんぎらに輝くネオンの街をぬけてゆく
わかりきったことさ
涙がかわくころには
次の街へ僕ら旅立ってゆくのさ
ふたり乗せた列車が夕暮れのなかを走る風になる
誰のためにずっと走ってるのか
ゆく先もわからずずっと前から
さんざんな日々を送ることでしか
前には進めない不器用なやつだよ
毎日のりなれた列車の窓をあけて
遠い昔をのぞいてみたなら
僕の頬をつたう雨露が涙のようだと君は笑う
わかりきったことさ
涙がかわくころには
ぜんぶ忘れていつものようにすごす毎日
ふたり乗せた列車が夕暮れのなかを走る風になる
・・・
涙がかわくころには
ぼくら旅立ってゆくのさ
ふたり乗せた列車が夕暮れのなかをそよぐ風になる
- 作詞
シュウタネギ
- 作曲
シュウタネギ
たけとんぼ の“旅の前”を
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- 1
春はまだか
たけとんぼ
- ⚫︎
旅の前
たけとんぼ
収録曲:
side A. 春はまだか
詞曲:平松稜大
サポートベース:ハヤシケイタ
side B. 旅の前
詞曲:シュウタネギ
サポートベース:菊地芳将(いーはとーゔ)
アーティスト情報
たけとんぼ
東京都内を中心に活動するフォーク・ロックプロジェクト。 2015年結成。メンバーチェンジを経て現在平松稜大のソロプロジェクトとして活動中。ライブ演奏の際はサポートミュージシャンを招き、様々な編成でのライブを展開する。 1970年代の洋邦楽から影響を受けた素朴かつ洗練されたアコースティックサウンドとコーラスワークを持ち味とし、過去作に自主制作EP「今夜町をでよう」「丘をこえて」に加え、カセットシングルを2本リリース。また、2022年にはROSE RECORDSより初のオリジナルフルアルバム「たけとんぼ」をリリース。翌年には同アルバムがアナログレコードとして発売、好評を博す。 2023年4月、埼玉県狭山市にて行われた「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023」において元ザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむ、作詞家の松山猛、THE ALFEEの坂崎幸之助、高野寛らと共演。そこから70年代の邦楽、フォークソングへの愛着が買われ、THE ALFEEの坂崎幸之助とももいろクローバーZの玉井詩織がMCを務める「しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村」にて行われた「二代目坂崎幸之助オーディション」において優勝。 様々なミュージシャンのサポート、バックバンドとしても活動しており、主なミュージシャンに森山良子、世田谷ピンポンズ、keme、クララズ、シュウタネギ、清水煩悩など。
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