

その唇に触れさせて
届きそうで届かない
ガラスごしのきみ
見つめてる
自分の靴先
ながめて過ごすばっかり
頭上の流れ星にだって
気づけない
でも通り過ぎたきみの声
あたまを支配する
その耳に触れさせて
いくら叩いたって
ガラスは響かない
その瞳に映してよ
きみの目を見たって
ぼくはすこしも写らない
気分のつぶやき
重ねて過ぎる話
無表情だったとしたって憎めない
取りこぼさないよう聞く きみの音
あたまをハックする
他人のメモリーなんか
残らないでいてよ
すべて捨てさせて
広がってしまう音が
振動が ぼく以外
震わせても 喜べない
かけらだって取り零したくないけれど
きみはすり抜けて行く
その唇に触れさせて
きみにキスをしたって
ぼくの体温 移らない
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hiyariyubisaki
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・近くにいるはずなのに、どうしても届かない。触れたくても、体温がすり抜けていく。
「ヒヤリユビサキ」は、そんな“透明な距離”と向き合う歌です。
あなたが誰かを想うその瞬間にも、そっと寄り添えますように。
Artist Profile
and
・年齢:非公開 ・出身地:栃木県 ・アーティスト活動を目指したきっかけ ずっと無難に生きてきたけれど、本当はもっと自分の想いを表に出してみたかった。最初は趣味で歌っていたけれど、もっと本気で本音で行きたい、という最初の1歩でした。 ・アーティストとしての自分の特性 誰かの''静かな支え''になれる超えや音を届けたい ・活動実績:カラーシング、TikTokで活動しています