Lyric

ねぇ、君は覚えてる？

初めて会った春のこと

一目 見たときから

君を好きになってたんだ

目が合うだけで 嬉しかったよ

特別なことはなにもない

ふとした時に感じた恋心

気づいたら走り出してた

いつの日にか この夏空を

思い出して 泣いてしまうだろう

夢をみさせて 醒めない夢を

さみしくないように

月が綺麗な あの星空の下でふたり

語り合ったよね

さよなら 僕はもう行くよ

君の目に潮が満ちる前に

駅前の坂道

自販機しかなかったのに

今はビルが並ぶ

大通りになったらしいよ

白い肌には 赤い口紅

見蕩れるほど 美しい髪を

揺らして笑う 無邪気な横顔を

ずっと見てたいと思った

いつも君は 寄り添ってくれた

だけど僕は 独りで抱えて

どうでもいい なんて

投げ出して また 傷つけてたんだね

今更かな 愛してるとか

恥ずかしくて 言えなかったけど

失くしたあとで 悔やむなら

初めから 無い方がよかったのかな

『何もかも違う 君と僕だけど

ふたりで同じ夢をみよう』

『どれだけ歩けど

遠のく景色のなかで

月が教える 道を進もう』

いつの日にか 愛しい日々を

思い出して 泣いてしまうだろう

何も言わずに 笑ってみせて

最後の夜だから

月が綺麗な あの星空は

今もふたり 照らしてくれてる

さよなら 君はもう行けよ

僕の目に潮が満ちる前に