生まれた日からのジャケット写真

歌詞

月と獏

fuu

月は青白く ライ麦畑を 照らす

心地よく 風にさわさわと

一匹の獏はゆく

今日は誰の夢を食べようか

とある若者は 旅の夢を見る

進む飛行船 世界の果てまで

空腹の獏は言う

何事にも希望はあるものだ

私にも甘すぎず

これはこれでなんと美味いことか

とある老人は 国の夢を見る

古い争いで消えた故郷よ

満腹の獏は言う

物事には終わりがあるものだ

私にも苦すぎず

これはこれでなんと美味いことか

浮かぶ風景を ふわりくゆらせて

夢と現実の狭間をゆくのさ

狭間をゆくのさ 狭間をゆくのさ

  • 作詞

    fuu

  • 作曲

    fuu

生まれた日からのジャケット写真

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「親が自分を産んだ歳に追いついて、世界のからくりが少しずつわかってきた。大人は歳をとった子供だった。生きている限りずっと未完成な生き物だった。だから私はいつまでも自由に、未完成な生き物たちの物語を作り続けていきたい」

本作の収録曲は、fuu自身のキャラクターを投影したかのように、優しさも哀しさも、ひょうきんさも毒味も持ち合わせている。全てを聴いたあとには映画を見たような充実感と、心地良い脱力感を得られるだろう。

アーティスト情報

  • fuu

    千葉県出身のシンガーソングライター。中学生から作詞・作曲活動をはじめ、大学でDTMやメディア音楽を専攻。会社員となってからも、1年間のイギリス生活を経験し、ストリートライブを行いながら音楽活動を続けてきた。ボサノバやフレンチポップスの雰囲気をもったオリジナルソングは、まるで異国を浮遊するかのような、優しくてどこか哀しい独自の世界観を醸し出している。

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Bless Records Tokyo

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