生まれた日からのジャケット写真

歌詞

麦と猫

fuu

川の音は夏の頃 歴史ある小さな蒸溜所

ウイスキーの香りはもう 生活の香りさ

いつごろからか知らぬが 庭に並んだ空樽の

決まって右から二番目 その猫は夢を見る

しばらく見ないと思えば 得意げにネズミを捕り

その猫は実に猫らしく 自分の居場所を知ってる

方々へ伸びる毛並みは 鮮やかな麦の色

長い月日が流れど 猫はいつでも樽の上

決まって右から二番目 その他はネズミ捕り

職人たちは知ってる 樽の中の酒のように

変わらないようで確かに 日々は深みを増すよ

しばらく見ないと思えば 二度と会えることはなく

その猫は実に猫らしく 自分の居場所を知ってる

方々へ伸びる毛並みは 鮮やかな麦の色

酒をつげば蘇る  飴色の記憶を浮かべ

職人たちはゆっくり 思い出を飲み干す

いつのまにやら見知らぬ 小さな猫が住み着いて

我が物顔で寝転ぶ 二番目の樽の上

物語は続くよ

  • 作詞

    あべダイヤモンド

  • 作曲

    fuu

生まれた日からのジャケット写真

fuu の“麦と猫”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

「親が自分を産んだ歳に追いついて、世界のからくりが少しずつわかってきた。大人は歳をとった子供だった。生きている限りずっと未完成な生き物だった。だから私はいつまでも自由に、未完成な生き物たちの物語を作り続けていきたい」

本作の収録曲は、fuu自身のキャラクターを投影したかのように、優しさも哀しさも、ひょうきんさも毒味も持ち合わせている。全てを聴いたあとには映画を見たような充実感と、心地良い脱力感を得られるだろう。

過去ランキング

麦と猫

iTunes Store • ボサノヴァ トップソング • 日本 • 1位 • 2024年5月26日 iTunes Store • ブラジル トップソング • 日本 • 2位 • 2024年5月26日

アーティスト情報

  • fuu

    千葉県出身のシンガーソングライター。中学生から作詞・作曲活動をはじめ、大学でDTMやメディア音楽を専攻。会社員となってからも、1年間のイギリス生活を経験し、ストリートライブを行いながら音楽活動を続けてきた。ボサノバやフレンチポップスの雰囲気をもったオリジナルソングは、まるで異国を浮遊するかのような、優しくてどこか哀しい独自の世界観を醸し出している。

    アーティストページへ

Bless Records Tokyo

"