歌詞

打ち寄せる波 足首を撫でる

砂を連れ行く 束の間の別れ

暗闇に問う 自分とは何か？

月が指す道 風に揺らめいた

君想うほど分からなくなった

差し出した手は誰の為なのか

温もりの後忍び寄る不安

気が付けば幸せに怯える僕が居た

触れもしない 姿も見えない

彷徨いの中 影ばかりが並ぶ

僕を焦がす 途方もない悲しみが

唯一つの存在証明だというのか

落ちていく 光届かぬ水底

泡に飲まれ 僕が見えなくなっていく

叫ぶ(嘆く)

喘ぐ(声が)

耳の(奥で)

木霊する

深く(深く)

沈む(予感)

手を伸ばしても何も無い

どこまでも 独りきり

何度もまた繰り返し

すり抜けていく

零れ落ちる

名もなき此の何者かに

突き動かされる僕だけが確かだ

手放せない 夢にすらなれぬ願い

僕と共に生命の鼓動を打つ

触れて(刹那)

伝う(交じる)

熱が(いっそ)

憎らしい

自分(勝手)

こんな(僕じゃ)

愛されないや

沈みゆく 月がまぶたを叩いた

遥か彼方 地平線が見つめている

何も(知らない)

ままの(僕を)

置いて(世界が)

目を覚ます

来る(再生)

それは(とても)

色鮮やかで眩しくて

少しだけ苦しいんだ