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アルバム『Soul map』は、ゴールを語る作品ではない。
むしろ、その途中にある揺らぎや、今ここにある想いを丁寧にすくい取った“心の地図”だ。
前半には、これまでにシングルとして発表されてきた楽曲が並ぶ。どこか懐かしく、手探りのままでも前に進もうとしていた頃の声。
そして後半に向かうにつれ、楽曲は現在進行形のシリアスさを増しながら、より深く彼の内面へと潜っていく。
ピアノやジャズの繊細なビートの上に乗せられた、葛藤、孤独、感謝。
「Soul mate」をはじめとするトラックの中で、彼は何度も問い、迷い、言葉を重ねながら、それでも確かに進んでいる。
このアルバムは、特別な何かを持っていなくても、不安や迷いを抱えたままでも、進もうとするすべての人に向けられている。
自分自身と向き合い続けること。地図にゴールがなくても、その一歩一歩に意味があること。
『Soul map』は、そんなリアルな“過程”を描いた作品だ。
メロディアスで聴き心地の良いフロウと、日常的かつ哀愁を漂わせる歌詞が魅力を放つ、滋賀県彦根市出身のラッパー。 18歳から楽曲制作を始め、唾奇やhangらに影響を受けながら制作した、等身大の楽曲をsound cloudに落とし込んだ。 彼が制作を開始して間もなく作られたサマーソング「Summer fragrance」が、Remaster verで2022年にリリースされた。 今後のシングルやEPに期待がかかる中、彼の音楽は進化を続けている。