歌詞

上手く抜け出せない朝に差し込んだ光が

やけに眩しいな 今日は

照らさなくていいのに

彩られた街並みが背中を押してる

やけに五月蝿いな 今日は

手を離したクリスマスイブ

君を飲み込んだ駅のホームから

聞こえた発車のベルが

「また今度」すら言えない

僕の意気地無しを笑っているんだ

魔法にかかるこの街と

はらりはらり舞う雪の華びら

冷たいままの手のひら

そっと握れたらどんなによかったの

描く

未来の夢は暖かくて

少し照れた二人の赤い耳

いつまでも覚めないでね

鳴り止まず眠れないよ

君に恋してる

浮かれすぎた鈴の音が寒空飾ってく

こんな夜の悪戯を 許せないのはきっと

君がもしも運命と呼べるような

素敵な人に出会い

ガラスのような瞳から

頬を伝う宝石こぼれないなら

裸足のままで逃げ出した

震える喉の奥に詰まったモノ

「好きだよ、君が好きだよ」

今更なんだ 格好もつかないよ

だけど

君が好きだといった言った花も

季節も色も音楽も忘れないのに

幸せを願っている

君が笑える世界で生きていたいんだ

気付けば大人になった

僕にサンタは来やしないけれど

子供のようにはしゃぐ声

夢から醒めてしまうまで

魔法にかかるこの街で

二人手を繋いで歩けたなら

「好きだよ、ずっと好きだよ」

誰よりも好きだと伝えるのに

嗚呼

君が隣で笑う日々も

仕草も匂いも温度も知らないまま

いつの日か色褪せてく

鳴り止まず終われないよ

君に恋してる