歌詞

とある秋の平凡な日の

とある病室で生まれた命

あなたはその大きな体で

小さな命を包み込んだ

初の男の孫抱いた時どう思ったの？

きっとあなたのことだから夢中で喜んでたんだろう

物心ついた時には

持っていたボールとバット

ヤンチャな俺の血は

きっとあなた譲り

よく一緒に見てた巨人戦

応援するときだけは真剣

いつもの椅子に座って流し込むビール

ありがとう出会ってくれて

ありがとう愛してくれて

笑顔も温かさも全部を分けてくれた

時は流れていくよ切ないくらい

永遠を押し付ける麻痺した感情

正月必ず集まってあなたは終始嬉しそうで

「頑張れ」細くなった声にも優しさと強さを感じた

覚えてる？野球を辞めようとして

初めて反対をしたあなた

あの時続けていたから

いまだにつるむ自慢の仲間

今では一緒にボール追っかけた奴と夢追ってるよ

ありがとう出会ってくれて

ありがとう愛してくれて

弱さも情けなさも

全部と向き合ってくれた

夕暮れの坂道自転車を押すあなた

大きな背中に隠れる俺の影

ねえもうビール飲めるよ

大人になったよ

少しは誇らしいと思ってくれたかな

みんなに愛されたから

みんなを愛してたから

最期もあなたらしく

みんなに囲まれてる

「ありがとう」聴こえたかな？

正直寂しいけど

あなたがくれたぬくもり

抱きしめて生きてくから！