「去年よりも暑くなる」って
またかよ、朝7時のニュース
だるさ隠しきれない制服に
無理やりにまた袖を通す
錆び付いたチャリ漕ぐ僕を見て
今日もきっと君は笑うから
厚い雲に隠す表情に
台風の目は君と知った
気づけば蝉が鳴いて止んで
蚊取り線香の香りは間に
眉間に皺寄せたあなたを笑っていた
朝はやけに涼しくって
肌寒さを忘れさす昼時
影を探す君を後ろから眺めていた
「あーあ、
夢なんか見なきゃよかった」
そう思えるほどに
今日も
君の事で老ける夏に
溶けるアイスキャンディー
君の事抱きしめたくて
走った線路沿いは 暮れ時
汗ばんだ Tシャツで君を
追いかけてた
落ちのない話は突然に
夕焼けが染め上げた帰り道
また明日の一言で全てが
色を付けた悪気ない君の隣
気持ち隠し進むチャリはまさに
空回り 18:00の後悔シーン
振り返り 手を振る君を見て
もお会えないと僕は知った
手持ち花火で絵を描いて
君への想い照らす月明かり
この夏が終わる事を僕は
わかっていた
今日という日でも過去になって
思い出が霞む 都会の小道
揺れる地面に君の面影探していた
「あーあ、
夢なんか見なきゃよかった」
そう思えるほどに
今日も
君の事で老ける夏に
溶けるアイスキャンディー
君の事抱きしめたくて
走った線路沿いは 暮れ時
汗ばんだ Tシャツで君を
追いかけてた
- 作詞
Water
- 作曲
Water
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- ⚫︎
アイスキャンディー
Water
夢を追いかけているお陰で、たくさんの人、モノ、思い出に出会ってきました。
ですが反対に、夢を見たせいで失ったモノもたくさんあります。
毎日のように会っていた友人とは会えなくなり、出会うはずだった思い出は作れなかった。地元で大切にしていたコト・モノは何だったのか。
記憶は美化され、本当の自分が分からなくなる。
そういった想いがありながらも、懐かしむ過去や鮮明な記憶。
それらは全て、学生時代に得たものでした。
この曲を聴いて下さる皆様にも、きっと鮮明に懐かしめる記憶があるのでは無いでしょうか。
忘れかけている「何か」。
少しでも、思い出す手掛かりになれば幸いです。
アーティスト情報
Water
2023年に活動をスタートさせたWater(ワーテル)。 近代ヒップホップの影響を受けたエモーショナルなリリックと独特な世界観が特徴。 心地よいリズムで聴き手を魅了していく。
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