Lyric

ハッ、とするような

いかれた美辞麗句を

吠えるのはどんな聖者だ

僕たちはもう旅に出ようと思ったよ

あてもなく日陰へ

誰もが拭えない返り血を浴びたまま

死んでゆくものでしょう？

そんなもんが人類の定め、って…

いやに冷静な毎日が蔓延っている

太陽が蔓延っている

モノクロームの雨に、蛍光の傘に

擦り減らされちまった

冷静な毎日が蔓延っている

太陽が蔓延っている

鈍色の眼をぎらつかせながら

歩き出すだけの理由を探している

ハッ、とするような

くたびれた常套句を

唱えるのはどんな亡者だ

僕たちはもう何も言えなくなったよ

あてもなく日陰へ

誰もが報われない徒労に苛まれながら

生きてゆくものでしょう？

そんなもんが人類の定め、って…

いやに冷静な毎日が蔓延っている

太陽が蔓延っている

モノクロームの雨に、蛍光の傘に

擦り減らされちまった

冷静な毎日が蔓延っている

太陽が蔓延っている

鉛色の眼を震わせながら

歩き出すだけの理由を探している

友、愛、ノー！

憂、哀、ノー！

夕、藍、の中に答えはあるでしょう？

友、愛、ノー！

憂、哀、ノー！

夕、藍、の中に答えはあるでしょう？

冷静な毎日が蔓延っている

太陽が蔓延っている

モノクロームの雨に、蛍光の傘に

擦り減らされちまった

冷静で、幸福な日々が蔓延っている

太陽が蔓延っている

藍色の眼、夕刻の影に

終わりのその先を見る

あゝ幸福の日々よ！ さらば！

涙は無用！ 久遠の日々よ！ さらば！

「不安定さ、誰も。」

言い聞かせながら

センリャクテキ雨宿りの最中

塗り替えるための絵筆を探している

どうだい、今日も、終わってしまったよ

どうだい、今日も、終わってしまったよ

どうだい、今日も、終わってしまったよ

どうだい、今日も、終わってしまうんだよ