この日のジャケット写真

あいたままのカーテン

から季節が変わる詩が届いた

コップの水を飲み干して

窓辺はきっと春だろう

ひびの入った花瓶

硝子に透ける日影ごと仰いで

花の匂いが耳に付く

こぼれるようにくしゃみ一つ

隣で寝てる

君の頬が明く

辿るように時計の声を詠む

横顔を見る

その肩を揺る

ふとはにかんで愛を告げる

あゝ春の隙間にただ酔うような

甘い目眩を喩え

鼻先に数えていたい

喉の渇きも全部風に尋ねて

まだ言葉にならない部屋の間取り

この日を飾る詩を

忘れないから口ずさむ

春、解ける、まどろむ

早く、名残り、冷える

足元に柔ぐ毛布と話した

温かい文字埃が落ちてゆく

遠くは昼下がり

挟んだ栞と、苦めのコーヒー

いつものあくびと、儚い表情

花の匂いと聴き慣れた音楽

季節だけが変わった

隣で寝てる

君の頬が明く

辿るように時計の声を詠む

横顔を見る

その肩を揺る

ただ色を待つ君へ謳う

あゝ春の隙間はほろ酔う

ぬるい3月の中、淀む

一昨日も覚えていない

浅い春につくため息を、今

あゝ春の隙間にただ酔うような

甘い目眩を喩え

鼻先に数えていたい

喉の渇きも全部風に尋ねて

あゝ春が好きだとただ言うような

この日を飾る詩を

忘れないから口ずさむ

君の目に映していたい

春、解ける、まどろむ

  • 作詞

    Iruka

  • 作曲

    Ryuma

この日のジャケット写真

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    この日

    時代遅れソクラテス

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