Lyric

心浮き立つ二歩と三歩

唇からあなたまでの滞空時間

昨日もらった言葉が

ポケットにいっぱいで

左手が悴んでいる

夜中目が覚めた

声は心臓貫いた

正体はあなた

招待した覚えはないけれど

愛してるだなんて言ったせいか

涙が出た

寝息寄り添ったなら最後

終わってしまう夢の先で

君を観た

嗚呼、眠れない夜に君のこと

思い出したりして辛くなる

ねぇ、知ってる？

瞼の裏

まだ、未だ、まだ、まだ

眠らない夜に嫌気がさして

くだらないことが少し

笑えなくなっても

溶けて消えてしまえや

眠れない夜に

世界を見下ろす空中散歩

届かなかった言葉を祈って

抱き寄せた温度が

胸にいっぱいで

それでもあなたには届かない

君と同じ色になりたいと

染まってしまう夢の後で

ひとりきり

なら

愛せない夜あなたにとって

隠せないままの

褪せた焦燥 と願い

足枷が、また、未だ、まだ、まだ

眠れない夜に光が射して

笑えない想いが溶けだして

もう一度

ただ1度

消えていなくなってしまう前に

眠れない夜は君のこと

想い出したりして

少し腫れた目元

擦ったように

霞んでしまわぬように

眠らない夜と君のこと

愛せないままだって

少し晴れた寝言

僕のこと

思い出してくれないか

眠れない夜に