行く当てもなく二人は 今日を過ごした
夕焼け空を背にして 私ポツリと言った
「イルカが見たい・・・」何気なく手を引いてくれた
あなたの横顔 哀しくて見れなかった
きっとこんなときを 望んでいたのかも
閉館前の水族館は 魚たちも無表情
つないだ指先が はずれてゆく二人に
待っているのは 夕暮れに
差しかかる出口だけ
何がいけないの？ 無口な二人を包む
水のトンネルは 潤す事さえできない
「大好きだよ」なんて 忘れられないじゃない
浮き彫りになったあの言葉は どこに捨てればいい？
きっとこんなときを 望んでいたのかも
閉館前の水族館は ガランとしていて
もう一度ぎゅっと 抱きしめられたなら
瞳の奥のしずくは 流れるでしょうか
きっとこんなときを 望んでいたのかも
閉館前の水族館は 魚たちも無表情
つないだ指先が はずれてゆく二人に
待っているのは 夕暮れに
差しかかる出口だけ
行く当てもなく二人は 今日を過ごした
夕焼け空を背にして
- 作詞者
野島恵美
- 作曲者
野島恵美
- プロデューサー
野島恵美
- ボーカル
野島恵美
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閉館前の水族館
野島恵美
アーティスト情報
野島恵美
6歳～20歳までエレクトーン習学。 小学3年時、民謡、合唱を習学。小学6年時、自分だけの歌があったらいいなと、オリジナル曲をつくりはじめる。18歳のとき、ヤマハ音楽振興会主催『ワンマンバンドカーニバル』にオリジナル曲「Someday」を応募、東京都代表となる。それがきっかけとなり、会社員の傍ら、作詞作曲、仮歌やシンガー・コーラスなどを手がけるようになる。 その後、テレビアニメ主題歌やアーティスト向けのコンペの参加、企業イメージソング・企画物の制作・歌や、イベント会場での歌唱などをつとめ、現在にいたる。
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