Lyric

なつはもう　おわるのに

あたまのなかの　せみは　なくのをやめない

なにをうったえているのか

わたしに　なにをせよというのか

ふかいな　はおとをひびかせて

ふきょうわおんを　きょうもかなでる

なつはもう　おわるのに

あたまのなかの　せみは　さけぶのをやめない

なにをすれば　だまるのか

そんなに　わたしは　だめなのか

ふかいな　はおとに　といかける

ふきょうわおんが　すこしだけかわる

ざーざー　ざっざっ

まるで　こわれた　radioのように

ざーざー　ざっざっ

まるで　こわれた　わたしのように

ゆめとげんじつの　はざまから

じゆうをてにした　せみは

きせつの　うつりかわりをしり

のこされた　じかんをしって

おおぞらへ　とびたった

とおくへ　きえさった…　はずだった

あきが　おとずれたのに

あたまのなかの　せみは　なくのをやめない

もういないのに　どこにもいないのに

ふかいな　はおとを　ひびかせて

「おまえも　きえろ」と　あざわらう

ざーざー　ざっざっ

まるで　こわれた　radioのように

ざーざー　ざっざっ

まるで　こわれた　わたしのように