Lyric

チャコールグレーのキャスケットに　街の匂いが染みると嫌がるのに

夕べ空けた安いのワインの　匂いは嫌いじゃないと言う

見つめ合えば君の瞳は　悲しいほどにしどけない

僕は歌うよブルース　雨の下で

Baby 汚れた君のキャスケット　Oh～キャスケット　Oh～キャスケット

「このブローチつけなよ、きっと似合うよ」　笑ってくれるかい？

Baby 僕の心飾って　いつだって　そうやって

Ah～埃まみれの世界で　ふたり抱き合った　夜明けまで

それからどれくらい眠ったかな？　目覚めたら君は居なくて

『仕事に行ってきます』って書き置きだけがあった

そういやまだ君の名前・・・知らないままだ

チャコールグレーのキャスケットを　被る君に似た女性(ひと)見かけたよ

だけど僕は確かめもせず　すぐに君じゃないと分かる

首筋のアザとともに　消えるはずの残り香を

忘れられずにいる　罪なメモリー

Baby 汚れた君のキャスケット　Oh～キャスケット　Oh～キャスケット

「君の名前はキャスケット・・・そうするよ」　まだ呼んじゃいないが

Baby どうせ僕ら身勝手　恋だって　儚くて

でも離れ離れみたいで　いつも寄り添うんだ　あの夜に

君の隣りで眠ってしまったこと？　後悔しちゃいないよ

たとえもう一度出逢えても　同じ温もりに沈みたいんだ

汚れた君のキャスケット　Oh～キャスケット　Oh～キャスケット

「このブローチつけなよ、きっと似合うよ」　笑ってくれるかい？

Baby 僕の心飾って　いつだって　こうやって

Ah～埃まみれの世界でふたり抱き合った　夜明けまで

僕の愛したキャスケット Oh～・・・君を探してるんだ