あきかぜレター 秋の風と猫と黄昏の手紙のジャケット写真

歌詞

あきかぜレター 秋の風と猫と黄昏の手紙

sleepytimelofichannel

ポストの口が静かに開く

薄い夕陽が封を染める

猫がしっぽで合図して

胸の奥が少しやわらぐ

角を曲がるたび風の文字

落ち葉が道にひらがなを書く

並んで歩く二つの影

呼吸のテンポがそっとそろう

指先に触れる紙の温度

深く吸いこみ目を閉じる

あきかぜレターを読みながら

今日の言葉をほどいていく

やわらかな光のリズムのままに

明日の入口を見つけ出す

ベンチの木目は古い地図

遠くのベルが一度だけ鳴る

猫のひげがきらり揺れて

笑みがひとつこぼれ落ちる

すこし冷たい風の合図

胸の鼓動がゆっくり整う

あきかぜレターを読みながら

言葉はそっと澄んでいく

封の糊がほどけるみたいに

心のページがやわらかい

夕焼け雲が薄くのびて

電線の上で風が鳴る

ポケットの中の小さな切手

今もどこかで旅をしてる

なくした行を探すみたいに

足もとの葉をそっと拾う

宛名は「今日のわたしへ」

差出人は「明日のわたし」

あきかぜレターを読みながら

今日のページをとじていく

やさしい風に手をひかれて

明日のページをひらいていく

あきかぜレターを胸に入れて

同じ音を並べるように

二人の足音がならぶ

ポストの前で肩をすくめて

猫と家路の角を曲がる

  • 作詞者

    sleepytimelofichannel

  • 作曲者

    sleepytimelofichannel

  • プロデューサー

    sleepytimelofichannel

  • その他の楽器

    sleepytimelofichannel

あきかぜレター 秋の風と猫と黄昏の手紙のジャケット写真

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    あきかぜレター 秋の風と猫と黄昏の手紙

    sleepytimelofichannel

秋の風に運ばれる手紙を読みながら猫と歩く黄昏の情景を描いたLofiポップ。指弾きアコギと鍵盤、やさしい環境音でしっとりと広がります。

アーティスト情報

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