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本作は、美しく切ないピアノソロの小品です。
気だるい懐かしさ漂うメロディが儚い記憶をぼんやりと思い出させる様です。
akisaiは音楽・映像プロジェクトであり、電子音や様々な楽器が入っているエレクトロニカの楽曲を主に制作してきました。
しかし本作は、幼少よりピアノ・キーボードを主に演奏していた鈴木による原点回帰とも言える内容で、akisaiの特徴である美しく少し切ないメロディを際立たせるシンプルな構成になっています。
なお、この作品はakisaiのピアノソロ作品4連作の1作目になります。
アートワークはakisaiのkoichi nakaieによるもので、楽曲のイメージをさらに際立たせます。
鈴木要と中家紘一によるSound / Visualプロジェクト。 結成以降、自由な創作活動の場として実験的な表現を追求しながら不定期に作品を発表する。 エレクトロニカ、アンビエント、アコースティックなど様々な聴覚的要素を取入れた音楽性と、想像力を揺さぶる繊細で多彩なビジュアルイメージを双方の感性を融合させながら表現の形を構築する。 その中で独自の世界観を空間演出や楽曲、映像提供、プロジェクトへの参加などから多面的に発信を続ける。 近年は個々の活動の幅を広げながら各分野の可能性を模索し、緩やかに変化を重ねる自身のスタイルへ還元する。 作品制作を継続していくと同時に、既成の枠にとらわれない様々な分野に関わる表現者・空間・媒体との、 感覚を共有する新たな試みを追求していく。
akisai