歌詞

「桜は散るから美しいんだよ」

君は笑いながら言ってた

考えるのはいつでも君のこと

どこに着くかは どうでもよかった

先の見えない河川敷 歩く

僕を待たず 季節は変わる

花びら 1枚ずつ 色んな形

どれもこれも きらきらと輝いて

終わりなんて来なければいい

儚くて 苦しくて　なにもかもが愛しい

ひらり舞い散る桜

手を伸ばしても掴めない

君は今、何想うの？

花びらに問いかける

ゆらり舞い散る桜

地面に落ちるその前に

このちっぽけな手で

拾い上げ 君のこと

抱きしめるように

ぎゅっと握った

「止まない雨なんてないんだよ」

君が傘をさしてくれた

強がりな僕の心 溶けてゆく

当たり前のように隣にいて

歩幅合わせて歩いてくれた

水たまりに 虹がかかる

花びら 雨に打たれ 嵐きても

君の言葉で 何度も強くなれた

「そのままでいい」「かっこいいよ」と

無邪気な顔 まっすぐな瞳(め) ずるいよ 僕には眩しい

ひらり舞い散る桜

空高くても諦めない

僕の想いよ届け

このまま どうか枯れないで

ゆらり舞い散る桜

ひとり切なく追いかけた

張り裂ける胸 痛くて

伸ばした手を君が

包み込むように

そっと握った

「離れたくないの」と

たった一言

言えたら変わっていたのかな

愛してごめんね

君がすべてだった　ただ隣にいるだけで

こんなにも幸せで

永遠がないのなら

出会わなければよかった なんてね

ひらり舞い散る桜

手を伸ばしても掴めない

君は今、何想うの？

花びらに問いかける

ゆらり舞い散る桜

地面に落ちるその前に

このちっぽけな手で

拾い上げ 君のこと

抱きしめるように

ぎゅっと握った