Lyric

鳥籠に囚われた

黯彩色の声は

孤独な旋律　奏で

生命を歌うの

羽を縛る鎖

喉元に突き刺さった棘

微睡みの中で

痛みも忘れて

手折られた《純真》

まるで悲劇の《舞台女優》

かつて響かせた声は　聴く影もなく

華　開けよ　天へ

錆びた鎖　鍵壊して　解き放った

私を縛り付けたセカイが

跪くの

轟け　天高く　決意を歌え

輝く瞳に　刻む未来

決して　邪魔はさせないわ

眩む意識　灼きついた　旋律を重ねて

弱さを殺して叫んだ　金切り咲く叛逆曲

命捧ぐ誓いが　奏う空

許されざる思想

瞳にこびり付く零れ火

燻った悪意

痛みを残して

闇落ちた《静夜》

まるで孤独の《後象画家》

かつて魅了した姿　見る影もなく

天　照らせよ　華を

照明の中　演じきった　傷なぞって

最後に神が微笑むのは

私だから

導け　運命が　死を望むまで

還らぬ絶望　隠す化粧

決して　邪魔はさせないわ

反す辛苦　飲み込んだ　微笑みを貼り付かせて

身体　殺め浴び続けた　脚光と双眼鏡

命禊ぐ舞台へ　降り立った

割れるような歓声　包む賞賛

── 嗚呼　許されるなら永遠に

もう　人生なんて　惜しくはないわ

私を縛り付けたセカイを

壊せるのならば

穢れた真実が　身を焦がしても

最期に願う未来が　罪だとしても

闇を照らす開闢が　終焉を導いた

この鼓動が共鳴した　絶対の神託曲

彼方へ刺す　ヒカリの最果てへ