Lyric

五月雨た想いの整理も

気にもかけず

あなたは居るのかしら

溶けかけた虚な横顔

静けなく

ただ雨が降り出したかしら

言が浮かぶことなく差し出した柄と

触れる手を包み込む

影に映し出された見せぬ笑顔

このまま崩れ落ちる

きっと

私はただ

現世に浮かぶ花

1人ひっそり

流れ枯れてく

あなたがまだ

振り向いてるなら

2人しっとり

求むまま水を吸う

ただそれだけ

日が暗み震える指先

定めの中で生きては

絶えるのかしら

もたれかけた窓の右端

静けなく

ただ雨が降り出したかしら

消えぬように染み込む雫になれたら

陽の光さえもいらない

毛先だけ潤す 脆い抱擁

いつかは形を崩す　きっと

私はただ

現世に浮かぶ花

1人ひっそり

流れ枯れてく

滲んだ空

渇き知らぬ道は

2人ゆったり

白い溝　誘う

互いに抱き寄せあったり

互いに微笑みあったり

互いに涙が溢れること　さえ

互いに抱き寄せあったり

互いに微笑みあったり

ただ　横にいること　さえ