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AYSAY WAYLAS (ヘランサ)
ヘランサ(別名セニャラクイ)は、アンデスの人々にとって最も重要な伝統祭事の一つです。
アヤクーチョ地域とその周辺では、通常8月から9月にかけて、主に家畜(牛など)に印をつける儀式が行われます。祭りの間、村人たちは家畜の耳に色とりどりのリボンを飾り、背中には所有者のイニシャルを記します。同時に、コカの葉やチチャ・デ・ホラ(トウモロコシの発酵酒)を捧げ、家畜を称える歌を歌うといった先祖伝来の儀式も執り行われます。
この祭りは共同体全体の喜びに満ちあふれ、家族の絆や文化的アイデンティティ、そして先祖から受け継がれた知恵を分かち合う大切な場となっています。
今回発表する作品は、このヘランサに触発され、その儀礼的かつ共同体的な精神を現代的な音響表現と融合させたものです。
作曲・録音が行われたのは、日本・秩父。この地もまた、深い儀式や祭りの伝統に彩られた場所です。
本作では、ティンヤ(アンデスの小太鼓)、エレクトリックギター、そしてシンセサイザーを組み合わせています。ティンヤは儀式的なリズムを支えて大地とのつながりを呼び起こし、ギターは感情表現を拡張させ、シンセサイザーはアンデスの記憶と現代の感性を結ぶ音の風景を描き出します。
この作品は伝統音楽を置き換えるものではなく、異なる土地から再解釈を試みたものです。アヤクーチョと秩父の間に音の橋を架け、生きた伝統が境界を越えて対話できることを示しています。
• Irma Osno(イルマ・オスノ):歌
• Haruka Shimizu(清水悠):ギター
• Sayaka Shimizu(清水沙也果):シンセサイザー
2025年12月 録音
言語:ケチュア語