Lyric

初めて値踏みされたことを

今でもまだ覚えてる

成績表の数字を見て

これが自分かと思ってた

「こんなもので人を測るな」

どこかで持っていた反抗心

気づけば大きい数字求めて

なんだか疲れてしまった

右側のページには

何が書かれていた？

数字なんかより大切なことを

忘れたような

落としてしまったのは何だ

誰か返してくれやしないか

大事なものを落としている

それだけは分かって

汚れてると嫌った世界に

馴染んでしまったのだろうか？

落としたものを盗んだなら

思い出せるのかな

どこかで知らない時無くした

小さな輝きは

初めて値踏みしたのは

いつかは覚えていないけど

比べて安心したがる

気づけば癖になっていた

ずっと迷い続けていた

これでいいのかと

どこかで無くした輝きは

今も待っているのかな

落としてしまった心はどこだ

誰か気づいていてはくれないか

壁でその誰かすら遠ざけて

都合が良すぎるかな

汚れてるのは世界じゃなくて

自分の方だったのだろうか？

人としてのこと憂い続けて

少し近づけた

体の左、右のページの

大事な項目に

一概には言えなくて

本当は値踏みなんて出来ない

思い出した探してたよ

優しさのための空白はまだあるよ

裏切られることだってある

裏切ってしまうことだってある

それでも誰かと生きていたい

気づかない振りをしてた

汚れた自分も綺麗な自分も

抱えて生きるしかないんだ

天高く伸びる樹は根も深い

人も同じだから

汚れていても綺麗でも

きっと尊いのだから

人として憂うそれはきっと

優しさのはずだから