東雲のジャケット写真

歌詞

桜の園

ginger syrup

あの日の声が あの日の音が

白亜の壁に優しく響いて 涙腺を揺さぶっていく

頬を刺す風と柔らかな光

そう遠くはない先の話 明るく険しい道

肩に置いた震える手

別れの朝の冷たいシーツが足に絡む

写真の中あなたは笑ったまま

歩き出すのだろう

西日の射す部屋の暖かい匂い

思い出すのはいつも帰り道 一人で見た夕焼け

目蓋に赤く滲むあの日が

今日を歩く君の道標 穏やかな調べ

薄桃の枝を仰ぎ

間に覗いた青に名前もない雲

あの日の音

左の胸でずっと鳴り止まずにいる

立ち竦む風に 優しい灯りも揺らいでしまう日も

胸の隙間もこの距離も 枝を離れていく

ずっと一人そうやって考えて

伏せるその瞳の光に照らされて

強い背中の後ろ 辿ってきた

あなたは今

悲しい日は目を閉じて

目蓋の裏にあの日の突き抜ける空

戻れない日に開いた窓辺に舞い落ちる一片

  • 作詞

    ginger syrup

  • 作曲

    ginger syrup

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