

雨上がりのアスファルト
残った影を踏んで歩く
途切れそうな街のざわめきが
胸の奥をくすぐった
失くしたふりをしてた
小さな声が揺れていた
名前もないまま抱えたまま
夜の端っこで息をした
言葉はまだ濡れたまま
窓に映る僕を追い越していく
灯りをたぐって 君の方へ
ほどけた未来をつなぎ直すように
たとえ世界が遠回りでも
消えないものを ひとつだけ握った
触れたら少し あったかかった
風がまたページをめくる
置き忘れてた昨日のこと
ほどけかけた夢の断片が
靴の裏で光ってた
迷いをまだ引きずって
形のない僕を笑う
それでも少しだけ前に出た
その跡が道になった
「もう戻れないよ」と
かすれた声が背中を押していく
灯りをたぐって 君の方へ
ほどけた未来をつなぎ直すように
たとえ世界が遠回りでも
消えないものを ひとつだけ握った
触れたら少し あったかかった
夜が静かに薄れていく
ポケットの中で息をした願い
まだ名もないままだけど
歩き出した影が 朝へ伸びていった
- 作詞者
渚ユウト
- 作曲者
渚ユウト
- プロデューサー
渚ユウト
- キーボード
渚ユウト
- ボーカル
渚ユウト

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灯りをたぐる
渚ユウト