

無人の車両に揺れるのは
笑いそこねた影ひとつ
窓の外では誰かが続けて
終われない夜だけが騒いでる
耳を塞いでも止まらない
静寂すら騒がしかった
始まりの合図もないままに
テンプレート通りの声と動き
惰性のステップが崩れていく
意識だけ取り残された
「最高」なんて知らないまま
飾りつけられた光が空白を塗る
借り物の夜に混ざるふりして
にじんでいく見えない境界
奥で回るミラーボールは
なにも映さずただ逃げていた
すぐにぼやける誰かの声と
温度のない音が空回る
「楽しかった」と言えば済むのに
その一言だけが遠すぎた
擦れた声が割れて消える
指先だけが冷たさを覚えてる
「ここにいた」はずの証明も
照明のなかでぼやけていた
「最高」なんて知らないまま
すり抜ける視線の群れ
胸に響く音じゃないから
耳の奥でただ通り過ぎた
この感情に名前があるなら
それはフラストレーション
意味もなく笑ってた顔を
朝焼けが僕の仮面を撫でていく
「最高」なんて知らないまま
それでも探してしまう
擦れ違う夜を蹴り返しながら
捨てきれない何かを抱えて
- 作詞者
Galactic (Fire) kids
- 作曲者
Galactic (Fire) kids
- プロデューサー
Galactic (Fire) kids
- ボーカル
Galactic (Fire) kids

Galactic (Fire) kids の“フラストレーション”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
フラストレーション
Galactic (Fire) kids
アーティスト情報
Galactic (Fire) kids
Based in Okinawa/Japan 都市の夜気や心の揺らぎを「日常に潜む現象」として映し出し、 「純粋な心で内にある熱を見つけ、それを宇宙のように広げたい」という思いを込めている。
Galactic (Fire) kidsの他のリリース



