Four getのジャケット写真

歌詞

Four get

STAK

オレンジ色の花が枯れる頃には忘れていてくれよ

梅雨の潤いにまた芽を冷ますまで

咲き散らかした淡い季節の喧騒も最期はいつも

色彩のない静けさに還るから

綻びた雲を縫う羽と

香る風にも似た調べを

重ねてはただ涙を拭う

横顔が黄昏にまどろむ様

さざ波に落ちた光の欠片を掬い取ることもせず

夜暗に照らされるまま溶け切るまで

澄み果てた刹那に響く音の行方を追って走れど

燃える渚にさらわれてしまうだけ

忘れた記憶に急く胸を

もどかしく撫で下ろすけれど

亡くした心の木漏れ日は

揺らめく葉ばかりが映えて嫌になる

夢に見た景色を飾った花びらに

添える為の言葉をずっと探している

もう触れることの叶わぬ者たちに

見合える眼差しを今も探して

憂いに熱を帯びた川を沿うように

季節を洗い流す風に手引かれて

赤い空模様に乾きゆく蕾に

現せぬ声の微笑みを思い出す

  • 作詞

    STAK

  • 作曲

    STAK

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