Lyric

燦然と輝く都で、

紫色の鳥籠を彷徨って、

振り出しに戻って。

いつまでもどこでもおひとり様。

この都に埋もれてるんだ。

"さようなら"

夕闇の高速を飛ばしても、

気はすまないでしょ？

黒洞洞に誘われても、

雑踏、群衆と遊びましょう。

燦燦、明快な記憶に雨霰。

愛す愛さないの問答を止めて。

毅然と立つ人。

喧騒と現の狭間、

寂れを知らない道路の上。

走る走れあなたの元へと、

酔いどれ、酩酊、行方不明。

この都から抜け出してよ。

"さようなら"

切り裂いて、取り繕って、

混沌とでも淡々と、進む日々に、

うんざりさ。

眠りを知らないこの都じゃ、

それは常識さ。

あなたの待つ都へ、

飛び出してゆく。

キザなあいつをみつけても、

烏合と蹴散らしましょう。

生き地獄の到来。

この監獄を抜け出して頂戴。

人混みに酔ったって、

この都は動き続ける。

眠らないあいつらと、

騙し騙し、生きましょう。

やるせないね、お金もないね。

でもあなたがいるよ。

かけだしてのかって、

ありのままの姿で、

この都とおさらば。

あなたが待っているから、

目が覚めてゆく。