卒業写真のジャケット写真

歌詞

卒業写真

Kanon.

黒板の端っこに

小さく書いた 約束の文字

消されずに まだ残ってる

誰も知らない 秘密みたいだ

掃除当番 ふざけ合った

モップ越しに 目が合って

「また明日ね」って交わした日々が

終わるなんてさ 思わなかった

卒業写真の中でだけ

笑ってる 制服のまま

ピースサインの 指のすき間

言えなかった言葉 挟んだまま

一枚の光る紙切れに

全部の春が 閉じ込められてる

めくれないページ 胸の奥で

何度も 焼き直してる

体育館の 埃っぽい匂い

最後の呼び名 マイクが揺れる

返事の声 震えていたね

拍手の波に かき消されてた

下駄箱までの帰り道

歩幅合わせ 帰ったこと

今日だけは 少しずれている

もう同じ駅 降りないから

卒業写真の中でだけ

肩寄せた あの距離のまま

名前呼べば すぐ振り向く

当たり前だった 奇跡みたいで

シャッターの短い音だけが

未来と今を 切り離していく

「またいつか会おう」その一言で

ページを 閉じたふりした

もしも十年先で 偶然出会ったら

この写真みたいにさ 笑えるかな

連絡先よりずっと 確かなものとして

胸ポケットの奥に しまっておくよ

卒業写真の中でだけ

変わらない 春の匂い

並んだ顔 泣き顔さえ

今は宝物に 見えてしまう

アルバムをそっと閉じるたび

置いてきた日々が 呼び戻される

歩き出すたびに 振り向きながら

新しい空を 撮りに行くんだ

  • 作詞者

    Kanon.

  • 作曲者

    Kanon.

  • プロデューサー

    Kanon.

  • ボーカル

    Kanon.

卒業写真のジャケット写真

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    卒業写真

    Kanon.

「卒業写真」という一枚の中に閉じ込められた、かけがえのない時間。
笑顔の裏に隠された想い、言えなかった言葉、そして気づかないまま過ぎていった奇跡のような日々。

本作は、卒業という別れの瞬間を“写真”というモチーフで切り取り、過去と未来のあいだに揺れる心を繊細に描いた楽曲。

シャッターの一瞬で切り離される「今」と「これから」。
それでも心の中では、何度でも焼き直される記憶たち。

懐かしさと切なさ、そして前へ進むための静かな決意を重ねた、エモーショナルな一曲。

アーティスト情報

  • Kanon.

    かのんは、“音霊”を届けるアーティスト。 日本の美しい情景、そして祈りの言葉を重ねて、作品を紡いでいる。 癒しではなく【 魂に届く振動 】としての音楽。 それは静かで、優しくて、でも確かな衝動。 伝えたいのは「自分の命に目覚める感覚」。 誰かの中に眠る“ほんとうの声”に、 魂の奥深くに届く音で構成。 そっと寄り添うための音。 現実世界で言葉にならなかった感情を、 祈りの波紋として音に託し、今ここに響かせる。 音が祈りとなり、誰かの心に届いたその瞬間、 “音霊”は完成する。

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