描く
消えて落ちる
願う
溶けて滲む
一人きりの夜は少しだけ寂しい
来やしない未来を
妄想するベッドの中
そこに夢は無い
夜明けまで後何時間
空は暗いままらしい
案じたいつかの心配事が
胸に沸く夜に
明日には忘れてしまうのに
過去がこっちを見ている
「もっとああすれば
よかったんじゃないか」って
動かない思い出は責めやすい
「可能性」という目隠し
結果知った未来から
後出しのジャンケン
当時分からなかった「なんで」
何年繰り返す薄っぺらな反省
そう思いながら望む夜明けは
まだ来ない暗影が
空に蓋をして
新聞配達のバイクが
明日を連れて来てくれるまで
朝日に消える脆い決意を
夜明け前 黒い空
夜明けまで 遠い空
頼りない月灯り
まだ明日には届かない
夜明け前 黒い空
夜明けまで 遠い空
色の無い暗がりに
また昨日に
置いていかれてるみたいで
まだ太陽は登らない
一人だけの部屋には何も起こらない
どれだけ夜更かししても
誰も怒らない
時間は決して戻らない
確定した未来こそ怖くて
痛くて痛くて
多分そこには誰も居なくて
曖昧なままのほうが良かったなんて
なんで
太陽に照らされれば
この影は小さくなる
ただ絶対に消えない
もうずいぶんと時間が経ったか
いやまだ数分しか過ぎていないな
カーテンから光が差し込んできたか
いや暗闇に目が慣れただけか
光の道は埃が舞った時にだけ
見えるんだ
その先
その先に
連れていって
お願いだから
夜明け前 黒い空
夜明けまで 遠い空
頼りない月灯り
まだ明日には届かない
夜明け前 黒い空
夜明けまで 遠い空
色の無い暗がりに
また皆に置いていかれて
眠ってしまえば忘れてしまう
朝日が昇れば忘れてしまう
夢を見れば掠れてしまう
いつも想いは溢れて消える
振り返ってみるといつも自分が居て
今の自分を睨んでいるんだ
「どうしてそんなとこに
いるんだ」って
「この選択は
間違っていたのか」って
変えれない過去
帰れない場所
こんな悩みごとなど
誰もが抱えている事でしょう
平気な顔をして生きている貴方は
何を顔を張り付けて
いるのでしょうか
もしよろしければ教えて下さい
光指す前が一番暗い
夜明け前 白む空
夜明けまで 近い空
動き出した街並み
もう昨日には戻れない
夜明け前 白む空
夜明けまで 近い空
色のつく世界に
また一人自分を置いてきてしまって
- 作詞
93poetry
- 作曲
tatto
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夜明け、黄昏時に聞きたくなるよう曲をテーマにしたコンピレーションアルバムの第3弾